マイナカード

私はマイナカードを結構早く作った。
もう4~5年は経つと思うがあまり使わない。
コンビニで住民票手続きができるなど、
最初の頃はこりゃ便利だと思った。
最近はと言えば証明書代わりぐらいか。

このマイナカード、国会で大議論になった頃のことを思い出す。
国民一人ひとりの情報が全て捕捉され、
がんじがらめになるのではないか。
特に収入が多い人たちからは、
猛烈な反対が多かったような記憶がある。

これを法案として通すために用途を限定し、
収入捕捉等には使わないことにしたと理解している。
それを守り続け今に至り、
昨今のコロナ禍における助成金配布処理遅れ問題につながる。
利用方法を限定した弊害が、今になって表れたということだ。

制度設計した頃には想像できなかったことが、
運用が浸透しつつある世代になって起きたわけだが、
こういう時に導入時の方便とどう折り合いをつけるかだ。
政府の仕事かもしれないが、法案を通した当時の官僚は、
しめしめと思っているかもしれない。

「先を読め、と言えど所詮は、人の知恵」

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