タイパは余計忙しくする

時間を節約するための工夫であるタイパ、
結局時間内にやることを増やしている。
同じ時間内にやることが凝縮されるのだから、
忙しいと感じるのは当たり前だ。

タイパが進むとだんだん人間の能力を超えていくことになる。
結果として精神的に追い込まれたり、
自分のペースを失ったりするのではないか。
人間の本来の時間の流れは、
多分人間の能力に合った時間の流れであるはずだ。

なまじっかIT技術が進んだ結果、
タイムパフォーマンスとか言いながら、
時間の流れを人間のペースから引き離している。
これでは本来のパフォーマンスは上がりようがない。

短時間にできたという思いだけであって、
実は中途半端が増えるだけのように感じる。
結果、理解度が落ち品質が劣化しているように感じる。
タイパは恐ろしい。
コスパもタイパも、その結果の良否判断が抜けている。

「コスパ良し、タイパ良しでも、充実せず」

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